甘酒の保存方法と賞味期限は?米麹の甘酒を長持ちさせる方法

甘酒は手作りでも市販でも冷蔵庫で保存するのが基本です。
開封後の賞味期限は1週間程度ですが、飲み切れないことも多いと思います。
そこで今回は、米麹で作った手作り甘酒を長持ちさせる保存方法から、
賞味期限が切れた時の判断基準をご紹介します。 

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甘酒を長持ちさせる保存方法

賞味期限までに飲み切れないと思う甘酒がある時は、
冷凍庫で保存すると、さらに長持ちさせることができます。

市販の甘酒に記載されている賞味期限は、基本的に冷蔵保存していた場合です。

甘酒を冷凍すれば、市販でも手作りでも3ヶ月の長期保存が可能になります!

開封後、または手作り後、1週間以内に飲み切れないと思う甘酒は、
1回分ずつ小分けにして冷凍しておけば、3ヶ月も使用期間をのばすことができます。

ちなみに、小分け冷凍をする時は、製氷皿を使うのがおすすめです。
製氷皿

製氷皿で凍らせた甘酒は、料理にも使いやすい大きさなので、
煮物や汁物で砂糖を使う時、凍った甘酒を鍋にポンッと入れて調理すると、
甘酒感もなく、砂糖を使うより美味しい煮物ができたりもします。

暑い日は、豆乳に凍った甘酒を何個か入れて、
甘酒を溶かしながら飲むのも、すごく美味しい飲み方です。

解凍して飲みたい場合は、60℃以下の加熱か、自然解凍で行えば、
栄養を失うことなく、冷凍する前の甘酒と変わりない状態になります。

私は、健康のために甘酒を摂りたいと思うものの、味が苦手なので、
甘酒はすべて製氷皿で一度凍らせてしまいます。

凍った甘酒はジップロックなどに移しておけば、
鍋や煮物など、料理の調味料(みりん、砂糖代わり)として使うことができます。

冷凍しておけば、賞味期限切れでショックを受けることもないので、
長持ちさせたい時は冷凍保存を有効に活用してみましょう。

市販の甘酒の賞味期限

市販の甘酒の賞味期限は、未開封だと1年間の商品が多いです。

甘酒は発酵食品でもあることから、長期保存できるイメージを持つ人もいますが、
最近は、市販の甘酒でも賞味期限が短い商品が増えています。

その理由は、保存料の有無にあります。

最近流行っているノンアルコールの米麹で作られた甘酒、
人気メーカー八海山の「あまさけ」は、原材料が米麹のみとなっています。
八海山あまさけの画像

他に売れている商品も、原材料が米麹、米、塩とシンプルなものが多く、
市販品ながら、保存料不使用の商品も多く出回るようになってきました。

そのため、メーカーによっては製造日から4ヶ月後を賞味期限にしていたり、
未開封でも半年持たない甘酒もあります。

でも、長期保存ができる甘酒は、保存料や添加物が含まれている可能性が高いので、
賞味期限が短くても、できれば入っていないものを選びたいところです。

ちなみに、開封後は基本的に1週間以内が賞味期限になります。

「開封後は賞味期限にかかわらずお早めにお飲みください」
そんな記載のある商品がほとんどだと思います。

保存方法によっては1週間持たない場合もあるので、味や臭いには注意が必要です。

米麹で作った手作り甘酒の賞味期限と長持ちさせるコツ

米麹で作った甘酒の賞味期限は、1週間程度となっています。

しかし、保存前に火を入れて、ひと煮立ちさせておけば、
冷蔵庫で1ヶ月程度まで保存可能になると言います。
弱火の画像

この情報は、甘酒も販売しているマルカワみその公式サイトに掲載されています。

火入れすると、甘みや香りがさらにアップして美味しくなるそうなので、
加熱せず甘酒を作った時は、火入れしてから保存することをおすすめします。
参考サイト:味噌屋が教える手作り甘酒を美味しくしてかつ長持ちさせる『火入れ』

ちなみに、手作り甘酒の場合は開封も未開封もありませんので、
出来上がった日から1週間程度、火入れしたら1ヶ月程度を保存目安としましょう。

賞味期限切れの甘酒が飲めるかの判断基準

甘酒は発酵食品だから、賞味期限が切れても飲めるという意見があります。

実際、賞味期限から2年過ぎた甘酒を飲んでも、
お腹を壊すこともなく、美味しく飲めたという人もいました。

ただし、これは未開封だった場合の話です。

開封後の甘酒は、開封してから1週間以内に飲み切るのが基本となっています。
マルコメ甘酒の画像

賞味期限が過ぎていないからと開封してから3週間経った甘酒を飲んだ人で、
腹痛と下痢の症状がでて、軽い食中毒になったケースもあります。

また、未開封でも保存の仕方によっては、
賞味期限を過ぎたもので体調を崩す可能性も十分あると思います。

しかし「もったいないから、できれば捨てたくない」と思ってしまう時は、
まだ飲めるかどうか見極めるためのチェックポイントもあります。

判断基準は3つ。見た目、臭い、味です。

まず、購入時と比べて、色が変わっていないか?確認してみましょう。

変色に多い色味は、茶色となっています。

茶色になっていた時は、長期保温状態(60℃以上の状態が10日以上続くこと)による
褐変(かっぺん)という反応が起こっている可能性が高いです。

飲んでも体に悪影響はないと言われていますが、
基本的に、変色した甘酒は飲まないようにすることをおすすめします。
危険の画像

見た目に変化がなかった時は、次に臭いを確認してみましょう。

酸っぱい臭いがする場合は、過発酵している可能性が高いです。

乳酸菌の発酵が進んで酸味がでてきただけだから問題ないと考える人もいますが、
その酸味が本当に乳酸菌なのか、自己判断では確かめることはできません。

体に悪影響のあるものが発生して、それが酸味になったり、
味を変えている可能性もありますから、やはり飲まないことをおすすめします。

最後に、見た目も臭いも問題なかった時は、少量口に含んでみましょう。

もし酸っぱくなっていたら、臭い同様、過発酵の可能性が高いですが、
原因特定が難しいため、飲まない方がいいと思います。

酸っぱい甘酒なんて、美味しくないですしね(苦笑)

しかし、賞味期限が切れた甘酒でも、見た目も臭いも味も問題なかった場合は、
自己責任にはなりますが、飲んでみるのもいいかと思います。

冷蔵と冷凍保存をうまく使い分けていけば、賞味期限切れの甘酒も減ると思うので、
おいしさをキープしながら、甘酒生活を楽しんでいきましょう。

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